乗鞍・剣ヶ峰 4月21日 ~シーズン22日目~

4月22日 乗鞍岳・剣ヶ峰 天気 晴れのち曇りのち雪雨 気温 2℃(3000m)~5℃(1800m)

仕事と悪天候、風邪が重なって、2週スキーにいけなかったので、中3週間ぶりのスキー山行。
この日は低気圧が近づいてきており午後から荒れる予報。
行くか行くまいか迷ったが、今日行かないと1カ月行かないことになり、
今季の最終目標である富士山登頂も危うくなりそうだ。
行ってみなければ山はわからないので、「降りだしは昼頃から」との予報にかけて、
12時には下山する予定で乗鞍へ向かった。

 
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三本滝レストハウスの駐車場にはソロのスキーヤーが準備中。
結局、この日にここから山に入ったのはこの方と私のみ。
まずは雪のないゲレンデの急斜面を板を担いで登る。
越後駒ヶ岳から3週間ぶりのスキーで完全に体はなまっていた。
しかもカゼがまだ完治しておらず、出だしから体が動かず苦しい。
1カ月前はスキーで休暇村から登った斜面だが、その時の方が楽だった気がする。


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ツアーコースの入口から雪が出てきてシール歩行に切り替える。


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背中の重荷がなくなれば…と思ったが、相変わらず体の動きが鈍い。
休み休み登っていく。3週間何もしないとこんなになってしまうのね。


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ツアーコースから見える剣ヶ峰と高天ヶ原。
今日、青空は拝めないと思っていたので、予想外でうれしい!


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位ヶ原の分岐。
小休止をして、おにぎりで空腹を満たす。
ここで後続の方に追いぬかれる。剣ヶ峰を目指すとのこと。


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自分はこの急斜面を登り切ってから決めることにした。


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雨の降りだしも心配だが、今日は風も心配。
ツアーコース終点から急斜面を乗り上げると、まあまあの風。
雲が出てきたが視界はいいので、乗鞍2度目にして初めて乗鞍の山域全体を見渡せた。
風と雲行きを見て、歩きながらどこまで行くか検討する。


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天気を勘案して、富士見岳方向にしようか悩んだが…


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前回は行かなかった乗鞍最高峰に行っておきたいと思い、剣ヶ峰をゴールにする。

オーソドックスなルートは肩ノ小屋方向からだが、また、よからぬ案が浮かぶ…
下から見上げていると、直登で行けそうな気がしてしまうんですよ。
写真だと余計に簡単そうに見えますが、後にこれは間違いだとわかる訳で…
毎度、学習能力なし。


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剣ヶ峰への急登に取り付く。
カチカチ斜面にクトーを効かせてほぼ直登する。
ずるっといったら、すぐにウィペットを差せるように気が抜けない。


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2800m付近の斜度がやや落ち着いたところでアイゼンに変える。
もう一人のスキーヤーは早々にアイゼンに切り替え、朝日岳をトラバースしたようだ。

ここからの200mが今日の核心部。
この先、余裕は一切なく写真もなし。
風も強くなり、板を背負っている分、余計に煽られてこわい。数歩登っては耐風姿勢の繰り返し。
足は重くなり、山頂は見えているのに一向に近づかない。
あきらめて降りることもできないので、登るしかない。
早く山頂に着きたくて気持ちだけ焦るばかり。

もう一人の方は山頂に着いたようだ。
素直に回り込んだ方が早かったな。
高天ヶ原方面にガスが若干でてきた。
まずい、ここまで来てガスは勘弁。
より気持ちは焦るが、一歩一歩確実に足を進めるよう気持ちを抑える。


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山頂に着くと暴風!足場が悪い上、狭いので吹き飛ばされそうで恐ろしい。
奥社を回り込んで山頂標の写真だけ取る。記念撮影などしている余裕は全くなかった。


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風裏で滑走準備。
先着のスキーヤーは板を履くのに手間取っていたが、肩ノ小屋方面へ先に降りて行った。
難関はまだ残っていた。
普段はあまり使っていないが、今日はリーシュで先に足と板を止めておく。
木柱が一本あったのでそれにしがみつきながら板を履く。


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スキーを履いてしまえば、こっちのもの。
先行したスキーヤーが位ヶ原を通過しているのが見えた。
視界はクリア、さっさと下山しよう。
出だしはズリズリと横滑りで雪の感触を確かめながら山頂直下から下る。
当然、硬い…。
ガリガリと板が音を立てる。今季一番の硬さだ。振動もすごい。
それに応えるため、大腿は力を入れっぱなし。
板が外れないか冷や汗。
誤解放したことはないが、こういう時、テックビンディングはまだ一抹の不安を覚える。


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山頂方向を振り返る。
 

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急斜面を降り切ると、雪が降り始めた。
まったく楽しくない急斜面の修行滑走の後は位ヶ原の緩斜面。
フィルムクラストとガリガリでものすごい板が走る。
急斜面で筋肉を使い切ったので、スピードコントロールができない。
今日はそんなに滑らないで~と心の中で叫ぶ。


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ツアーコースは雪が緩んで、ちょっとしたコブ斜面。
ここが一番楽しいとは皮肉な…3000mまで登ったのに…。


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ツアーコース終点で一度、板を脱ぐが、リフト線下は雪がつながっていた。


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その後もゲレンデに残るわずかな雪を拾いながら滑走でき、ほとんど歩かずに駐車場まで戻れた。


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無事下山。
駐車場に戻ると雨。
ギリギリ降られずに済んだ。

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