乗鞍岳(朝日岳) 3月24日 ~シーズン20日目~

3月24日 乗鞍BC 天気 曇り時々晴れ 気温 -1℃(ベース)~-9℃(トップ)

今週、来週と新潟方面の山を考えていたが、弱い冬型のため天気が怪しい。
乗鞍は晴れ間も望めそうなので、前倒しで乗鞍岳へ向かった。


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晴れ間は朝のうちとの予報なので、リフト始動を待っていたらいい時間を逃しそうだ。
どうせなら下から登ってみよう。
3時過ぎに自宅をでて、6時半に休暇村駐車場からハイクスタート。

リフトアクセスできる場所でリフトを使わないなんて、
ちょっと前の自分なら考えられなかった。
でも、最近はこういうのもやってみようと思うようになった。
軽い道具を手に入れた影響も大きいのだが。


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ガスはあるがしっかり山頂は見えているぞ!


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お~いい感じになってきた。


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ゲレンデトップまで最後のかもしかリフト。
ベースでは数センチの新雪があり、ゲレンデ内はすでに整備が終わっている。
きれいな圧雪斜面と新雪でシールがよくグリップする。
この急斜面もほぼ直登できた。
営業前のきれいな斜面でジグを切ったら申し訳ないしね。
 

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ゲレンデトップ。
自分にしては、まずまずの時間で到着。


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ツアーコースの入口。


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ツアーコースから先も先行者はないようで、ノートレース。
標高が上がるにつれて、新雪が増えて、ラッセルというほどではないが、新雪歩きを楽しむ。


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ベースの気温は-1℃でゲレンデは暑いくらいだったが、ツアーコース途中から風が出てきて寒くなる。
気づけば気温は-7℃。


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位ヶ原の分岐。


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位ヶ原の急斜面を登ると一気に風が強くなる。
向かい風と疲労でペースが落ちる。
ガスも出てきて、山頂方向は見渡せない。
どこまで行くかは、見てから決めようと思っていたので困った。
とりあえずは肩ノ小屋を目標にする。


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時々、ホワイトアウトするようになり、平衡感覚がおかしくなる。
撤退の文字がよぎる。ここまで、誰とも会っていない。
迷いと不安で後続来ないかなとたびたび振り返るが誰もこない。
ツアーコースに二つトレースが見えた気がしたが、ほかに向かったのだろうか。


2500mあたりからはさらにペースが落ちる。
気温-9℃で向かい風はなかなかの辛さ。
フェイスマスクとゴーグルで完全防備。
右足のつま先が冷えて痛い…意識して指先を動かす。
今季は1月、2月でもハイク中にここまで寒かったことはなかった。


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時折、山肌が見えるようになってきた。


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2700m越えたところから、ついに晴れ間がでるようになった。
肩ノ小屋を目指していたが、せっかくなので、どこかピークを踏もう。


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右のピークが朝日岳だろうか。
朝日岳に目標を変える。
視界が開けたときに振り返ると、ゴマ粒ほどの人影が見える。
一組は摩利支天か富士見岳へ向かっているようだ。


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稜線にでたら爆風かと思ったが、風は弱まってきた。
シュカブラ帯をスキーで登り詰める。


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きれいなシュカブラ。


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山頂手前は全面クラスト、スキーでも行けなくはなさそうだが、安全策でアイゼンに履き替える。
3000mはやっぱりつらい。足は激重。


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朝日岳2975m登頂。


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いざ登頂すると、再び、ガスがでて視界不良。
初めての場所で視界不良はつらい。


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剣ヶ峰方向。
右はお鉢状になっているみたい。一瞬見えた。


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わずかなタイミングを見計らって、剣ヶ峰のコルからドロップ。
しばらくはガリガリと新雪のミックス。
中間からは吹きだまっていてクリーミーな新雪。


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単独のスキーヤーが肩ノ小屋へ向けて登ってきた。


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山頂を振り返るが、雲の中。


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ツアーコースからは雪が重くなってきたが、まだ滑りやすかった。
ゲレンデは完全に春スキーモード。なんとものどかな雰囲気。
何時間もかけて登ったが、滑れば山頂から駐車場までわずか20分。
樹林帯やブッシュがないので、滑走はとても快適。

乗鞍は今シーズン、もう一回来たいとおもうが、次は素直にリフト使おう(笑)

ヤマレコはこちら

富士山(宝永山) 3月17日 ~シーズン19日目~

3月17日 宝永山 天気 快晴 気温 0℃

今週は子供を病院に連れていく任務のため雪山をあきらめていた。
だが、そこはあきらめの悪い私…ふと思いついた!!
近くに富士山と言ういい雪山があるじゃないか!?
富士山なら1時間ちょっとで帰ってこられる。
10時前に東京の自宅に戻るには…逆算して深夜1時前東京出発。


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スカイラインのトンネル脇の駐車地には既に車が三台。



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今季は富士山ももれなく少雪とみられるが、前々日あたりに降雪があった。
雪は駐車地からつながっており、登山者やスキーのトレースに従ってシールでスタート。
そういえば、ヘッドライトは非常用に持っていたが、実際に使うのは初めてだ。


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振り返ると御殿場市街の夜景。手持ちでは難しい。
夜景や星空、朝焼けのために三脚を持ってきていたが、結局、車に置いてきてしまった。
頑張って持ってくれば良かったかな。

この時期の富士山なら雪面はカチカチでもおかしくないと思うが、気温は0℃、
数日前の新雪が若干クラストしている程度でその下は柔らかい。
先行者のヘッドライトがちらちらと3人分見える。ちょうど車の台数分だ。皆、単独のよう。

沢状地形を抜けると、御殿場口の登山道と一度合流した模様。
暗闇と雪で登山道ははっきりしないが、道標の反射板が自分のヘッドライトの光によってキラキラと光っている。


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5時ごろ、東の空が白みはじめた。


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2000m手前で登山道を左にそれて宝永山山頂を目指す。
雪さえあれば、進路は自由。
斜度がきつくなりクランポンを装着。
2200mあたりで直登が厳しくなりジグをきる。
藪など邪魔するものは一切ない。大斜面を自由に歩ける。
富士山ならではだ。


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明るくなって富士山山頂と宝永山がはっきり見えた。


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このペースなら予定よりだいぶ早いし、なんなら富士山山頂も余裕だな…なんて思うがそれは大きな間違い。
近くに見えてしまう富士山マジック。
いくら登っても景色は変わらず、ゴールは近づかない。


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モルゲンロートが始まった。


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富士山山頂が徐々に赤く染まる。


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6時前、日の出。


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シュカブラはそれほど大きくないので登高に支障なし。


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宝永山山頂へは右から大きく回り込む。下からはどこに山頂標があるかわからない。
最後は回り込むのが面倒になり、雪庇を乗り越えた。


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宝永山山頂。


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富士山山頂と宝永火口。


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間近に見る宝永火口はなかなかの迫力。


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相模湾に…


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駿河湾!!


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ひとしきり景色を楽しみ、写真を撮ったら急いで下山だ。
山頂より滑走開始。

登りの時点である程度の苦行になることは予想していたが…やっぱりひどいモナカだった。
山頂直下はまだ板を回せたが、すぐにどうにもならなくなる。
しかも雪質はスイカの縦縞のように短い間隔で激しく変化する。
ワンターン中に何度も変化する雪質に対応しきれず、2,3度転倒。滑走でこんなに転倒するのは久しぶり。
最後は本当にどうにもならず、斜滑降の連続。西寄りに一度移動してみたが、無駄だった。

陽が出てからどんどん気温が上がっていたので、昼頃には滑りやすくなったのだろう。
入れかわりでボーダーが登ってきたが、彼らはいい思いをしたかもしれない。
30分で下山できるつもりでいたが、モナカ雪に苦しめられ大きく予定を20分オーバー。
車に戻ったら、急いで片づけて8時半には現地発、渋滞はなく1時間少々で自宅に戻れた。


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子供の病院の待合室から。
ほんの数時間前まであそこにいたとは、何とも不思議な感覚。

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